食品経営支援協議会の専門家によるコラム。今回は、中小企業診断士の光武 晋一FMSC講師による実際の居酒屋を事例とした、テイクアウトの宣伝をする際のポイントのご紹介です。

 

みなさんこんにちは。食品経営支援協議会(FMSC)講師の中小企業診断士 光武 晋一 です。

私も焼鳥屋を経営しており、今回のコロナウィルス対応のための自粛要請で居酒屋事業は夜の営業をお休みとしております。代わりに昼から夕方にかけてのテイクアウトに力を入れています。前回のコラムでは、テイクアウトを始める際に気を付けるべきことをお伝えしましたが、今回はテイクアウトを行う際の宣伝についてお伝えしたいと思います。

テイクアウトを始める際には、メニューの企画やお持ち帰り用の入れ物と盛り付けの準備などなど、考えることが山ほどあり、本当に大変ですよね。

・テイクアウトできるメニューはどれにするのか。
・入れ物と盛り付けはどうするのか。
・ある程度つくり置けばいいのか、注文されてから作るのか。
・注文の受け方はどうすればいいのか。
(3密をさけつつ)お客さんにどのようにお待ちいただくのが良いか。
・テイクアウト用メニュー表をどうすればいいのか。
等々…

そのような問題を一つずつ片付けながらテイクアウトを開始しましたら、お店がテイクアウトを始めたことの宣伝も忘れずに行いましょうお店がテイクアウトを始めても、それを知ってもらわなければ買いに来てくれません。当たり前のことなのですがとても重要です。私のお店でもこんなことをしてみました。

・店頭でのA看板ラミネートした大きな写真を使ったテイクアウトメニューのアピール。
・メニューを掲載したチラシの作成(プリンタで印刷)
Instagramへの投稿と、チラシでのInstagramのフォローアピール。
・地元の有志団体のテイクアウト宣伝サイトへの掲載。
地元の酒屋さんのチラシ配布への相乗り。

店頭でのアピールは重要です!気合い入れてやりましょう。そして、地元の方々のご支援は本当にありがたく、そして効果がありました。酒屋さんが自店のチラシを配布する際にとても安価に相乗りさせてくださり、当店のチラシもいっしょ配布いただきました。2000部のチラシをまくことができ、そのタイミングでInstagramへのフォロワーが一気に増えました!

現在、初来店のお客さまも多くこられ、新しい顧客層の獲得につながっています。もちろん、通常営業に比べて売り上げは厳しい状況ではありますが、テイクアウトの実施と宣伝による地域での認知は進んでいます。そのほかにもグルメサイトなどでも情報掲載サービスが開始されていますので、みなさまもご自身のお店で使えるいろいろな手段を駆使して積極的に宣伝をおこなってください。本コラムがみなさまのお店の繁盛につながれば幸いです。

一般社団法人食品経営支援協議会では、このような経営の問題発見・課題解決につながるコンサルティングが可能です。お気軽にご相談ください。https://fmsc.or.jp/contact/

執 筆 者

光武 晋一
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士  / 経営コンサルタント  / 独立行政法人中小機構人材支援アドバイザー / 情報処理安全確保支援士

システムエンジニアとして活動後、炭火焼鳥居酒屋を開業し、飲食店での販売促進、集客力向上、Webの活用、衛生管理を実践。中小企業、商店街と地域商業の活性化、創業者の支援へ携わる。

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