食品経営支援協議会の専門家によるコラム。今回は、中小企業診断士の屋代 勝幸 FMSC講師により、「小規模事業者持続化補助金」の申請への準備や書き方ポイント活用についてお届けします!

 

みなさん、こんにちは。FMSC講師のHACCPコーディネーター、中小企業診断士の屋代勝幸です。

前回のコラムでは、小規模事業者持続化補助金の概要と対象となる経費について説明しました。自社、自店でつかえる販路開拓、販売促進とこの補助金がイメージできたのではないかとお思います。

今回は、「小規模事業者持続化補助金」の申請への準備や書き方ポイントについて、お伝えします。

この補助金は、事業所の所在する地域によって窓口が異なります。商工会議所地域の場合は日本商工会議所、商工会地区の場合都道府県の地方事務局となります。事業所の商工会議所・商工会を確認しましょう。地域名・商工会議所もしくは商工会で検索するとわかります。

また、国は書類の電子化を推進し、jGrantsジェイグランツという補助金申請等のシステムを公開しました。このシステムを使って、補助金を申請するには、事業者ごと固有のIDgBizIDプライム ジービズアイディプライム)が必要です。


参考:gBizIDトップページ

これら準備が整いましたら、管轄窓口のホームページから、「公募要領」をダウンロードしましょう。90ページ近くあるものですが、ここにほぼすべてが書いてあります。この公募要領に沿って、申請の準備を行います。
補助金申請では、いかにしっかりした事業計画を立ててゆくかということが大事です。国が補助金を使ってあなたの事業に投資をしていると考えてください。計画がきちんとしたものであるものと示すためにも、下記の事項を事業計画に盛り込んでおくことが重要です。

自社の強みを把握しているか?
・経営方針・目標と今後のプランが自社の強みを踏まえているか
・経営方針・目標と今後のプランが市場の特性を踏まえているか
・事業計画が具体的で、実現の可能性が高いか
・事業計画が必要かつ、有効なものか?
・事業計画に自社ならではの創意工夫があるか?
・事業計画にITを有効に活用する取り組みか?
事業費が正確・明確で事業実施に必要なものか?

次回以降はさらにこれら事項を掘り下げて、お伝えします。お楽しみに。
もっと詳しく聞いてみたい、書き方をサポートして欲しいという方は、下記フォームからぜひお問合せ下さい。

一般社団法人食品経営支援協議会では、補助金申請の支援ふくめ、経営のお悩みの解決につながるコンサルティングが可能です。お気軽にご相談ください。
https://fmsc.or.jp/contact/

執 筆 者

屋代 勝幸
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士  / 経営革新等認定支援機関  / 健康経営エキスパートアドバイザー  / 第一種衛生管理者 / 包装管理士

食品メーカーに17年勤務し、外資系消費財メーカーで人事総務に従事するなど幅広い業務に従事。自治体での地域コンサルティングの他、経営革新計画、健康経営推進支援コンサルティングを行う。

★食品経営支援協議会では、経営のお悩みの解決につながるコンサルティングが可能です。お気軽にご相談ください。お問い合わせはこちらから

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