みなさん、こんにちは。
食品経営支援協議会(FMSC)講師の、HACCPリードインストラクター沼 博之です。

10月18日~19日の2日間、HACCPコーディネーター養成ワークショップ集合学習を開催しました。

 

初日のワークショップ「ハザード分析」では、

・危害と危害要因の違い
・HACCPとPRPの仕分け方法
・CCPにするハザードの決定方法

などについて、予定時間を大幅に延長するほど、ディスカッションが白熱しました。

受講者の皆様は非常に意欲的で、本質を突く質問をどんどんされ、講師をさせていただいた私の方が学ぶ点が多かったです。

HACCPは、健康被害を未然に防ぐための「予防コントロール」の仕組みです。
そしてHACCPは、ロジカルで、システマティックです。

製品の特長と、対象とする消費者から、各製造工程の潜在的ハザードを導き出し、そのハザードを必須管理点(CCP)でしっかり押さえる、その管理基準(CL)は科学的にしっかりとした根拠に基づいています。

HACCPは
「制度化だからやらなくてはいけない」のではなく、
「おいしい食品を、自信を持って提供するためにやるものだ」ということを、
食品事業者様に今後伝えていける仲間が増えたことを、大変嬉しく思っています。

次回開催は、来年2月27日28日です。
皆様との出会いと、ともに学べることを楽しみにしております。

執筆者

講師:沼

沼  博 之
一般社団法人 食品経営支援協議会 理事
JHTC認定 HACCPリードインストラクター・上級HACCPコーディネーター・中級食品表示診断士・ASIAGAP指導員

食品業界(量販店、卸問屋、食品メーカー)の川上から川下まで経験し、販売・営業に31年間携わる。食品メーカー在籍中にはISO22000の食品安全チームリーダーを務め、HACCP構築のための社内外の指導教育、セミナー講師として活動。特に受講者の目線に立ったわかりやすい指導には定評がある。上記資格以外にも食の6次産業化プロデューサー・プロレベル4、JGAP審査員研修終了認定者、日本オーガニック検査員協会講習終了認定者でもあり、現在も活動領域拡大中。

 

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