食品経営支援協議会の専門家によるコラム。今回は、中小企業診断士の光武 晋一FMSC講師よりGo To Eat キャンペーンのポイントを解説します。

 

みなさんこんにちは。食品経営支援協議会(FMSC)講師の、中小企業診断士 光武 晋一 です。
コロナ禍へ飲食関連事業向けの施策として、『Go To Eat キャンペーン』がスタートしました。飲食店から見てもなかなかわかりづらいこのキャンペーンについて、少しまとめてみます。

Go To Eat 公式サイト」

Go To Eat キャンペーン』では2種類の仕組みが存在します。
  1. プレミアムお食事券
  2. オンライン飲食予約によるポイント付与
まずは、この二つは全くの別物と考えてください。

1のお食事券は、いわゆる金券です。基本的には都道府県ごとにエリア事務局があり、この券を利用できる店舗として登録する必要があります。登録の上で、エリア事務局の指示に従えばOKです。登録方法も、エリア事務局により違うのでご注意ください。(まだ準備のできていない都道府県もありますので、公式サイトをご確認ください。)

2のオンライン飲食予約とは、すでに存在する予約サイトに登録し、そこの予約サービスを利用することで、来店者にポイントが付くこととなっています。予約サイトへの登録自体は『無料』となっていますが、サイトのサービス利用料(つまりお客さんの予約をとって送り込む仕組み、送客料)は『有料』となっているところが多くあります。ディナーでは1名の予約あたり「200円」とるところもありますので、原価や人件費、固定費の案分などを除いた利益が200円を超えない場合は赤字になります。(無料のサイトもあります。) また、予約へ対応するための店舗運用の変更も必要です。この対応については個人店ではかなり大きな負担となります。

つまり、まずは運用上あまり負担のない「お食事券は使えるように登録」しましょう。そして、「予約サイト」の利用はよく考えましょう。無料で利用できる予約サイトもありますのでそちらを利用すれば負担はありませんが、予約が入った時にどのように対応するか、などはきちんと考えておかなければなりません。お客さんの立場であれば、予約でポイントが得られるほうがありがたいことは確かなのですが、ご自身の店舗の状況を踏まえて判断をすることが重要です。せっかく予約をしたのに席が空いてなかったり、メニューの提供に時間がかかってしまったりなどがあれば、お客さんは不満をもちますし、店舗の評判にもかかわります。

少しわかりづらい『Go To Eat キャンペーン』ですが、うまく活用すれば、お店もお客さんも幸せになれますで、お店にあった利用をしていきましょう。

一般社団法人食品経営支援協議会では、このような経営の問題発見・課題解決につながるコンサルティングが可能です。お気軽にご相談ください。https://fmsc.or.jp/contact/

執 筆 者

光武 晋一
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士  / 経営コンサルタント  / 独立行政法人中小機構人材支援アドバイザー / 情報処理安全確保支援士

システムエンジニアとして活動後、炭火焼鳥居酒屋を開業し、飲食店での販売促進、集客力向上、Webの活用、衛生管理を実践。中小企業、商店街と地域商業の活性化、創業者の支援へ携わる。

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