食品経営支援協議会の専門家によるコラム。今回は、展示会の外国語対応についてのヒントを、秋島一雄 代表理事がご紹介します。

みなさん、こんにちは。食品経営支援協議会(FMSC)理事の秋島  一雄です。

本日11月27日より、日本の食品を海外のバイヤーに販売するための展示会『第3回”日本の食品”輸出EXPO』が千葉の幕張メッセで3日間かけて開催されます。
私も28日は支援先の出展お手伝いとして、終日ブースに立ってバイヤーとの交渉を行う予定です。展示会は潜在顧客発掘には最適な場ですが、せっかくの機会でありながらも、今回のような展示会で相手が「外国人だから……」「英語は苦手だから……」といって、商談が上手くできないとおっしゃる出展者も少なくありません。そこで今回は、英語に苦手意識のある方へのヒントをご紹介したいと思います。

最近の展示会は大画面での動画を活用することが主流になってきています。そこでまずは、日本語で説明を行って撮影した動画でも、ナレーションに英語字幕に中国語を活用し、3か国語対応としてみましょう。これで足を止めてくれる人の数は大きく伸びるでしょう。

次に、自社製品のアピール時間です。動画の長さは1分程度にして、何度も何度も繰り返し投影し続けましょう。来場者は、展示会場内の多くの出展ブースに足を運びますので、動画を視聴していただける方に許されている時間は精々1分程度です。動画を悠長に見ている人は稀です。例えば、一般的なテレビのコマーシャルは15秒~30秒ですから、おおよその体感時間は皆さんもお持ちでしょう。
そこで、短い時間でも興味を持ってもらえるデモンストレーション動画が効果的となります。

また、相手の方も英語の勉強に来場している訳ではないので、英文法上の正しさを求める必要はありません。基礎的な英語(中学英語程で構いません)をベースに、何よりも売りたいという熱意を見せることが重要です。その分、後日、メール等でのフォロー時に詳細な情報が提供出来るよう準備しておきましょう。現場では、積極的に話しかけて
”Details will be discussed and confirmed by e-mail.”(詳細については、Eメールで検討しましょう)と最後にまとめるといった対応を実践してはいかがでしょうか?

一般社団法人食品経営支援協議会では、成功する展示会出展支援として、プラニングから動画作成や英語でのフォローを含めたトータルなご支援をおこなっています。そのほか、販路開拓に向けた「商品の磨き上げ・営業の磨き上げ」といったコンサルティングも可能です。お気軽にご相談ください。https://fmsc.or.jp/contact/

執 筆 者

秋島 一雄
一般社団法人 食品経営支援協議会 代表理事
中小企業診断士  / 東京商工会議所中小企業相談センターコーディネーター  / HACCP コーディネーター / 産業能率大学兼任講師

総合商社の営業マンから経営コンサルタントとして独立。中小企業専門のコンサルタントとして、東京商工会議所を含め公的機関にて年間200件以上の経営支援実績がある。また販路開拓・マネジメント・海外展開・創業塾等の研修・セミナーの講師も務め、その現場感覚のある指導でリピーターも多い。

 

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