食品経営支援協議会の専門家によるコラム。今回は、中小企業診断士の光武 晋一FMSC講師がメニューで使えるテクニックについて解説します。

 

みなさんこんにちは。食品経営支援協議会(FMSC)講師の、中小企業診断士 光武 晋一 です。今回はお客さんの気持ちと行動からの、飲食店でのメニューの提示のテクニックについてお伝えいたします。

みなさんが初めてあるお店に入った時、どのような観点でメニューを選択しますか?あるメニューが有名な店であれば、そのメニューが目当てでしょうから基本的にはそれを頼みますよね。そういうメニュー目当てではない店に入った時は、何を選びますか?メニューが30種類あったら迷ってしまいますよね。もしその中に「店長おすすめ!」「大人気!」「当店のイチオシ!!」などのマークがついていたら、そこから選んでしまいませんか?

これにはこんな理由があります。

・そもそも選ぶための情報がない
・人は悩むのを嫌う

当たり前だよねって思われたでしょうが、これをうまく活用している飲食店は繁盛します。ではうまい活用の仕方とはどういうことでしょうか?次のような使い方はいかがでしょうか。

・自慢の商品を食べてもらい、リピートにつなげる(正統派)
・儲かる(原価率の低い)商品のおすすめ(テクニカル派)

やっぱりまずは前者の「自慢の商品を食べてもらう」が重要です。とすると、さらにまずは「自慢の商品」の明確化とブラッシュアップが必要ですね。(その商品が有名になり、それを目当てにお客さんに入ってもらえるまでなれば最高です。)
自慢の商品を開発したあとそれを食べてもらうための工夫が、メニュー表やお店の「目立つ場所に商品を記載」することと、「おすすめ表記」でアピールするというテクニックです。単純で簡単ですが、目に見えてその商品は選ばれるようになります。是非これを意識してうまく活用し、商売繁盛につなげましょう!

一般社団法人食品経営支援協議会では、このような経営の問題発見・課題解決につながるコンサルティングが可能です。お気軽にご相談ください。https://fmsc.or.jp/contact/

執 筆 者

光武 晋一
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士  / 経営コンサルタント  / 独立行政法人中小機構人材支援アドバイザー / 情報処理安全確保支援士

システムエンジニアとして活動後、炭火焼鳥居酒屋を開業し、飲食店での販売促進、集客力向上、Webの活用、衛生管理を実践。中小企業、商店街と地域商業の活性化、創業者の支援へ携わる。

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