食品経営支援協議会の専門家によるコラム。今回は、中小企業診断士の屋代 勝幸 FMSC講師により、補助金の活用についてお届けします!

 

みなさん、こんにちは。FMSC講師のHACCPコーディネーター、中小企業診断士の屋代勝幸です。

前回のコラムでは、補助金・助成金の探し方や電子申請のgBizID(ジービズアイディ)について触れさせていただきました。あなたの事業にあう、補助金・助成金は見つかったでしょうか?
今回は、補助金のメリットデメリットについて説明します。

まずメリットとして挙げられるのが、を必要としない資金であるということです。例えば、売上高1億円、経常利益10%1000万円の会社を例にして考えます。この会社が、ものづくり補助金で1000万円の交付(支払い)を受けたとしましょう。つまり経常利益は、2倍の2000万円になります。この補助金の1000万円は、売上1億円に匹敵する利益をもたらすのです。
このほか、先日のコラムでも述べたとおり、提出した事業計画が、国・自治体などの公的機関から認められたということであり、このことは企業の信頼度を高め、ひいては公的融資が受けやすくなることとにつながるでしょう。

これらメリットとは引き換えに、デメリットもあります。
事業計画書等の申請書を作成し、審査に採択されなければならない。計画書を書きなれない方には、高いハードルかもしれません。審査合格も、様々な報告書などの提出が求められ、このあたりの煩わしさで、敬遠している経営者もいるようです。
後払いである。審査に合格(採択)してもすぐにお金が入ってくるわけではなく、その機械などを計画通りに使って初めて交付(支払い)されます。購入のための自己資金が不足する場合、そのためのつなぎ融資が必要となります。

このように良し悪しのある補助金ですが、やはり経営への収益改善へのインパクトは大きいため多くの企業・事業者がこの補助金制度を活用しているのでしょう。
次回以降も補助金の話題についてお伝えします。お楽しみに。

一般社団法人食品経営支援協議会では、補助金申請の支援ふくめ、経営のお悩みの解決につながるコンサルティングが可能です。お気軽にご相談ください。
https://fmsc.or.jp/contact/

執 筆 者

屋代 勝幸
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士  / 経営革新等認定支援機関  / 健康経営エキスパートアドバイザー  / 第一種衛生管理者 / 包装管理士

食品メーカーに17年勤務し、外資系消費財メーカーで人事総務に従事するなど幅広い業務に従事。自治体での地域コンサルティングの他、経営革新計画、健康経営推進支援コンサルティングを行う。

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