みなさん、こんにちは。FMSC講師のHACCPマイスター、中小企業診断士の屋代勝幸です。
さて、前回のコラムでは、小規模事業者持続化補助金の申請書類のメインである事業計画のポイント「計画の実現性」について説明しました。より具体的な計画とわかる工夫がなされているでしょうか?
今回も、ポイントである「計画の必要性・有効性と創意工夫」について、お伝えします。
コロナも日本に上陸して早や1年が過ぎました。まだまだ猛威を振るっており、楽観はできません。既存事業の新しい顧客を見つける販路開拓、新しい事業を軌道に乗せるためにこの補助金を活用したいと思うライバルが大勢います。そのライバルたちに差をつける事業計画を作らなければなりません。審査をする視点から、その事業が本当にその事業者にとって必要か有効かが問われる点です。
そのためにも現状の分析がしっかりとできていなければなりません。その分析を基に、越えられていない、越えるべき課題を考えましょう。そして、その課題を越えることができる手段として○○をする。○○をするために、●●が必要・・・。と、現状→課題→解決の流れを文章に盛り込みます。このようにして、補助金の必要性・有効性をアピールするのです。
また、「創意工夫」の記述も必要です。例えば、販売促進の仕方に独自の工夫を盛り込んでみましょう。その際には、「だれに、なにを、どのように」の3点について考え、自社の「強み」を取り入れ活用することを考えてみるとよいでしょう。
次回以降も、このほかの書くべきポイントをお伝えします。お楽しみに。
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執 筆 者
屋代 勝幸
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士 / 経営革新等認定支援機関 / 健康経営エキスパートアドバイザー / 第一種衛生管理者 / 包装管理士
食品メーカーに17年勤務し、外資系消費財メーカーで人事総務に従事するなど幅広い業務に従事。自治体での地域コンサルティングの他、経営革新計画、健康経営推進支援コンサルティングを行う。