みなさん、こんにちは。食品経営支援協議会(FMSC)講師の、中小企業診断士 屋代 勝幸です。
いよいよ今年の10月から最低賃金が東京、神奈川で大台の時給1,000円を超えました。今後ますます人件費による経営への影響が大きくなってきます。また、空前の人手不足の環境にあり、有効求人倍率はバブル期以来の高い水準になったままです。恐ろしい話ですが「人手不足倒産」なるものも実際に出始めています。
こうした中、企業、とりわけ中小企業の採用環境は厳しさを増しており、コンサルティング先の経営者からの人材採用の相談が増えています。しかし、ご相談を頂くのですが、よく伺ってみると採用を必要としないケースが見られます。例えば、
「伝票を手書きやFAXで対応し、その入力に多くの時間を割いている。」
「倉庫に多くの在庫があり、出荷までに時間が間に合わない。」
こうしたケースの場合、
・業務を整理する
・ITを導入する
・倉庫を片付ける
といったことで解消することがあります。
「現場の人間が言うから」「これまで同じようにやってきたから」などを理由に安易に「採用しよう」としてはいないでしょうか?まずは、足元の業務の見直し、整理整頓をして本当に必要な採用か、今一度考えてみましょう。ひょっとしたら、今の人員が生産性を高めることで、解消するかもしれません。
執 筆 者
屋代 勝幸
一般社団法人食品経営支援協議会 講師
中小企業診断士 / 経営革新等認定支援機関 / 健康経営エキスパートアドバイザー / 第一種衛生管理者 / 包装管理士
食品メーカーに17年勤務し、外資系消費財メーカーで人事総務に従事するなど幅広い業務に従事。自治体での地域コンサルティングの他、経営革新計画、健康経営推進支援コンサルティングを行う。
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